【東方MMD5-9終】ボクの夢

※この話はフィクションです前の動画　 sm36461423 マイリスト　 mylist/66035726 ［長いあとがき］私は大学生のうちに、最高の大学生である宇佐見蓮子が色んな人々に影響を与えて精神的に、そして物理的にひとつの幻想郷を創造してゆくといった理想を作りたいという願望で物語を作っていました。秘封俱楽部を中心とした物語は、第五部で完成のつもりで、このような難解な物語を作ることはもうないかもしれませんので、製作の動機や心境などをどうか書かせてください。相変わらず図書館に籠って近代物理の本を読み漁っていたときのことです。相対性理論の視点から『時間とは何か』というテーマについて書かれていた本のはずが、結末には『個人とは何か』という話になっているような、面白い本に出会いました。私達人間は時間を感じ、予測することが出来るため、いろんな愛着のあるものの終わりを知っているから苦しむのだと言います。記憶が個人を確立し、それによって人間的な性質が生まれてくるのだと……。この本の話をし始めたら全くこの動画説明欄には収まらないので、この辺にしましょう。正直、秘封俱楽部の記憶についてずっとどうしたものかと悩んでいました。ですがこの本に影響を受け、『記憶』というものの意味を改めて考え直し、夢という謎に包まれた世界に乗っかって記憶を取り戻させることにしたのです。さて、化学のお友達が生物と物理なら、物理のお友達は化学と数学と、そして哲学です。なぜなら物理と哲学はどちらも原理、本質を追究する学問だからです。今回の物語では自分で勝手に作り出したものではありますが、夢の世界の本質を追い求め、そしてそれが表す本当の意味を知る、そのような哲学的な雰囲気が出せたのなら幸いです。また秘封俱楽部は理論的に、霊夢は経験（実験）的に暴いた、というのが近代物理（私は近代物理の本ばかり読んでいたのでこう書かせていただきますがもちろん他のものにも当てはまります）の進歩のさまになぞらえました。最後まで真摯に視聴してくださり、そして読んでくださって本当にありがとうございました。（本：時間は存在しない（カルロ・ロヴェッリ））Twitter http://mobile.twitter.com/bluegil_jr

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