【東方爆速】こいし、走る

「ただ爆破したかったんです。」犯人は涙ながらにこう吐露した。本イベントを知ったのはわずか二日前だと言う。「こんなイベントをやってるなんて知らなかったんです。本当です。」彼は計画的でないことを必死に主張していた。「ええ...ええ...かなり雑だと思います。全然時間かけなかったので。作成時間ですか？大体・・・１０時間ぐらいでしょうか。」確かに彼の主張通りなら、この短期間に動画を上げられるはずである。だが、すでに彼は十分を超える動画を提出したばかりである。果たしてそのような気力が残っていたのであろうか？「そりゃ大変でしたよ。その動画を上げる前は三日で３０時間しか寝てないんですから。でもやらなきゃって思ったんです。みんな引きこもってるこんなご時世でしょ？だから何かしなくちゃって...」彼の言わんとすることは同意できる。だが、だからと言ってこのような訳の分からないテロまがいの動画を上げることが果たして許されるのだろうか...？それともこれで、何かを主張しているとでも言うのだろうか？「何を表現したか...ですか？いえ、はっきり言って、私自身にも分からないんですよ。ただ、そこに紅魔館があったから...義務感ですかね。爆破しなきゃって思ったんです。それってそんなに変なことですか？」まるで世の人は皆が皆、紅魔館を爆破する責務に駆り立てられているはずだと言わんばかりの身勝手な主張のように聞こえた。面会室を出ていく彼の後姿は犯行を犯した犯罪者のそれではなく、何か重大なことをやり切ったかのような清々しさを伴っていた。果たして彼の行った行為は世間的に許されることなのだろうか...？判断は視聴者に委ねられるはずだ…雨四光＠ネタが千切れた人様、香霖堂様、Doe495様、カマドーマ様、モブ兎様、セブン・スカーレット様、mare様、のこののこの様広告ありがとうございます。てかなんでこんな広告入ってんだ…

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