【オウム洗脳ビデオ】バルドーの導き(前編)

【オウム洗脳ビデオ】バルドーの導き(前編)

知る人ぞ知るオウムの「死体ビデオ」です。「死」の恐ろしさを信徒に植え付けさせるためにこのようなビデオを見せたといわれています。このビデオはおおまかに、四つに分けることできます。1.事故や戦争の映像、映画やドラマの衝撃シーン、有名人(若山富三郎、オードリー・ヘップバーン、など)の生前の映像など2.死んだ時の疑似体験3.舞台「死と転生」の映像4.地獄の恐怖を朗読このビデオはネットのあらゆる動画サイトに投稿された映像をダウンロードしてPCで編集したものではなく、オウムが独自に映画や海外のニュース映像、スナッフフイルムなどのビデオを購入し、その膨大な数のビデオの中からいくつか厳選して映像をつなぎ合わせ、ビデオ編集機で制作したそうです。その中には海外から購入したものも含まれているようです。これを製作したのはビデオや出版物の制作、編集を行う「郵政省」ではなく、キリストのイニシエーションやバルドーの悟りのイニシエーションなど薬物を用いたイニシエーションを統括し行っていた「法皇(ほうこう)官房」です。信徒にこのビデオを見せた後、LSDを使ってまで洗脳したと聞いたことがあります。法皇(ほうこう)官房の長は麻原三女ですが、実質的な主導者は当時25歳だった法皇官房次官のI.K.という人物です。開業医の家に育ち、1968(昭和43)年に徳島県で生まれたIは、灘高校から東大理Ⅲに入学し、東大を中退してオウムに出家し、出家生活が古参信徒と比べて浅いのにも拘わらず教祖側近に就き、イニシエーションにおいてはLSDやチオペンタールなどの薬物を用いるようになりました。また、彼の実家は地元選出の自民党某衆議院議員後援会長の家でもあり、地元では有名でした。Iは事件後は脱会し、その後中央大学法学部に社会人学生として入学し、卒業しました。その後のIの事については不明ですが、今もどこかでひっそりと暮らしているようです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm36790816