羊の夢と桜の意志007

羊の夢と桜の意志007

例の事件の恩恵を一番受けているのは誰か?人間は自分の利益を第一に考える生き物であり、大抵の事件は人間の身勝手な願望を叶えるべきして起こされるものである。ゆえに、アイドル部がいなくなって莫大な利益を得る人間がどこかにいるはずである。結果として、実にバカバカしいのだが、どこもかしこも苦しい状況であるという事実が見えてきたのだった。当時はVTuberへの理解が浅く、アイドル部とその周辺しか見ていなかったが、この事件の原因を知るためには、YouTuberが誕生した時まで遡ることが必要でした・・・。この話の中では、わかりやすいようにアイドル部を主軸としているが、人材の流出なんてどこでも起こりうることであり、新しい風を必要としているのは、別に麻雀業界だけではないのである。夜桜たまが麻雀が好きだといったから、夜桜たまには麻雀界を盛り上げてほしいと思っていたが、たまちゃんには別の企業の力になってほしいと思っている。四面打ちできるマルチタスク可能な人材は、どの企業も欲しがっていることに早く気づくべきだったし、アイドル部の崩壊を止めようなどと活動するべきではなかった。現状を見れば分かる通り、夜桜たまの残した功績は、アイドル部によって記録更新されている。夜桜たまがいないと駄目だったのではなく、夜桜たまがいるからやらなかっただけなのだ。ここに至るまで時間がかかったのは、ファンの切り抜きを主軸としてアイドル部を見てきてしまったからに他ならない。昔のアイドル部のファンの切り抜きは、言わば結婚式のような関係者しか共感できない俺の好きなアイドル部の側面でしかなく、アンチの作成した葬式のような部外者でも状況が理解しやすい切り抜きをもっと見ておくべきだったのだ。あのお気持ち表明から3,4ヶ月ほどアイドル部のファンの制作物だけでアイドル部を推せるか実験してきたのだが、結局の所、Youtubeでアイドル部の配信を見ないとアイドル部を推すことはできないということが理解できた。いくら文字に起こしたところで切り抜きはファンにとって都合のいい部分しかなく、本当に私が知りたいものは配信中の声の微妙な変化の中にしかないのだ。「大丈夫」という文字列で「大丈夫」と判断してはいけない。二次創作にお客様のご意見など必要ない。アイドル部は好きだし、アイドル部のファンも好きだが、アイドル部のためには距離を置かないといけないということが、たまちゃんの判断がまともだったことが今になって理解できた。わかっちゃったのである。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm36793441