【神道シリーズ】第95回・八百万の神㊵その他の山岳信仰(7)浅間山・妙高山・金北山・鳳来山など・・・

【神道シリーズ】第95回・八百万の神㊵その他の山岳信仰(7)浅間山・妙高山・金北山・鳳来山など・・・

今回のその他の山岳信仰動画では、浅間山・妙高山・金北山・鳳来山などを紹介したいと思います。浅間山(あさまやま)は、山を鎮めるために麓の各所に浅間神社が祀られており、浅間山大権現の本地仏は虚空坊菩薩で、長野側の真楽寺(真言宗智山派)や群馬県側の延命寺(天台宗)が別当として配札を行ってきた歴史があり、浅間山信仰の中心となってきました。妙高山(みょうこうざん)は、信仰の中心であった関山神社は真言修験の道場で、「生け込み型」と呼ばれる石仏があり、平安後期から鎌倉にかけて真言系修験の霊場として盛況し、本地として伝えられている秘仏が観音菩薩であることから白山修験の影響が推測され、今でも本地垂迹関係が維持されてる珍しい神社の一つです。鳳来寺山(ほうらいじさん)の中腹にある鳳来寺は、今から約1,300年前(西暦703年)に利修(りしゅう)という仙人によって開山されたと言われ、文武天皇が病気になった時、利修仙人に勅使を使わされ、仙人は鳳凰に乗って都にのぼり、7日間の加持祈祷によって天皇のご病気を治したと言われています。佐渡島の最高峰(1173m)である金北山(きんぽくさん)は、信仰の中心は中世以降一貫して真言宗(智山派)の真光寺であったが、金北山大権現あるいは北山大権現は白山権現が実態ではなかったか?とする説もあります。(金北山権現>(本地)勝軍地蔵(垂迹)カグツチ)真光寺は明治政府によって破壊され、今では一部のみ名残が残ってるだけになりましたが、統治は仏教に由来する山名や地名が多く見られます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm36963399