☆イギリス 次世代通信規格「5G」から中国ファーウェイ排除へ

☆イギリス 次世代通信規格「5G」から中国ファーウェイ排除へ

2020年7月15日 6時05分イギリス政府は、次世代の通信規格「5G」をめぐって、中国の通信機器大手、ファーウェイの機器の使用を部分的に認めるとしていた方針を転換し、2027年までに排除することを明らかにしました。次世代の通信規格「5G」の通信網の整備をめぐって、イギリス政府はことし1月、ファーウェイの機器の使用を35%を限度に部分的に認める方針を決めましたが、その後、アメリカがファーウェイに対する制裁措置を強化したことなどを受けて、見直しを進めていました。イギリス政府は14日、国家安全保障会議を開き、ファーウェイの機器について2027年までにすべて排除し、新たな製品の購入も来年から禁止することを決めました。今回の決定について、ダウデンデジタル相は議会で「アメリカの制裁によって、ファーウェイの製品のセキュリティーについて信頼できなくなった」と説明しました。ファーウェイの機器の使用をめぐっては、中国との対立を深めるアメリカがイギリスに対し、対応を改めるよう求めていたほか、香港で反政府的な動きを取り締まる法律が施行されたことを受けて、与党・保守党内からも中国への批判が高まり、見直しを求める声が強まっていました。今回の決定を受けて、中国側は強く反発するとみられ、一時は「黄金時代」ともいわれた両国の関係は悪化することも予想されます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37192668