議事録をわかりやすく作成する!【実践編】議事録のQ&A形式に、十分な情報を織り込む

議事録をわかりやすく作成する!【実践編】議事録のQ&A形式に、十分な情報を織り込む

YouTubeでは、全スクリプトを掲載しています。是非、ご視聴ください。▼ https://youtu.be/mPYoIpJfg54 【ポイント】・Q&A形式に、十分な情報を織り込む・単純なミスに気を付けよう【発言者の重複記載】【解説】議事録には、質問と回答の形式が多いです。・言葉の正しい使い方。原告と被告の言葉を正しく使い分けること、・質問と回答の紐づけを明確にすること。ここでの焦点は、損害賠償を当社がどの程度負うかが焦点であるため、関係者間の意見調整に時間が掛かり、原因究明に時間をようしていること、その結果、各被告の責任範囲と賠償額の紐づけができていないことを明確に述べます。例1)A氏の発言「過去に発生した海外でのプラント火災事故の事案では、当社側を含め複数の企業に対して多額の損害賠償請求が原告者から起こされている。このうち、当社側は最大でどの程度の支払いが求められるかについて把握できているか」B氏の発言例「①当社側がどの程度の損害賠償の支払を負うかは裁判所から明示されていない。②関係者間の意見が対立しており、事故の原因究明に時間を要しているため、各被告の責任範囲と賠償額の紐づけられない。③本件の火災事故は、当社側がオーバホールを設置した直後に発生した。④そのため、当社が納めた製品が火災事故の原因にどの程度絡んでいるかが争点となる。」ポイント ①質問への解答を明確に述べる → ②理由 → ③詳細 → ④まとめ次に、補足するような発言はどのようなものでしょうか。新しい情報を提供出来ることが望ましいです。C氏の発言「当社側は、共同被告との位置付けであるため、火災事故の原因が究明されない限り、損害賠償額が把握できない。」【議事録のミス】重複して、同一の人物の発言を続けて記載しないよう気をつけましょう。A氏の発言「経営会議では、M&Aの検討が事業側の議論に終始しており、買収ありきで進められているように感じた。また、事業側では、企業価値の考え方の理解が十分でないとの心証を受けた。とくに、リファイナンス条項に関しては、当社のコーポレートが事業側と連携して、当社に不利益な契約の締結に至らないよう慎重な対応が求められる」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37231759