諫早湾干拓問題ラジオAIネット第60回「有明海の採泥調査」ゲスト:佐藤慎一さん(静岡大学教授)

諫早湾干拓問題ラジオAIネット第60回「有明海の採泥調査」ゲスト:佐藤慎一さん(静岡大学教授)

諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2020年6月28日に放送した第60回では、静岡大学教授の佐藤慎一さんにゲストとしてご出演いただきました。佐藤さんと長崎大学名誉教授の東幹夫さんたちは、諫早湾が干拓事業で閉め切られた1997年以降、毎年欠かさず有明海の採泥調査/ベントス(底生動物)調査を続けています。今年も、6月13日から17日まで調査が行われました。この調査で、有明海のベントスの減少傾向が続いていること、2002年の短期開門調査で海水が導入された時だけは、一部のベントスが急増したことが明らかになっています。それは2002年の短期開門で漁獲が増えたという漁業者の証言を裏付けるものです。これまでさまざまな有明海再生策が行われてきましたが、2003年から今年の調査まで、短期開門時のようなベントスの急増は一度も観測されていません。 長年調査を続けることで、開門の効果や必要性の確証を得たと佐藤さんは語っています。今回の調査には漁民ネットの吉川多佳子さんと時津良治さんも参加しました。2人にもその時の様子などを話してもらいました。 mylist/48084459

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37239392