天理大ラグビー部クラスター “バイト出勤拒否”学生困惑

天理大ラグビー部クラスター “バイト出勤拒否”学生困惑

これは、もう第2波なのか。20日も、列島で新型コロナウイルスの感染が拡大。東京では、新たに339人の感染が確認されている。20日、新たに339人の感染が確認された東京都。5日ぶりに300人を超えた。気がかりなのは、重症者。19日から4人増え、36人となっている。一方、19日の新規感染者数が東京を超えた大阪府。吉村知事は、繁華街・ミナミでの休業や時短要請について、予定どおり21日午前0時をもって解除するとしている。大阪府・吉村知事「ミナミの皆さんに、やはり非常に強烈なダメージが生じるお願いをしました。支援策っていうのは、僕は考えたいと思っています」そのミナミでは、20日、「東京よりも増えている。(解除は)早すぎるんじゃないかなと」、「解除になったら一番いいと思う。経済的にも」などといった声が聞かれた。衰えることのない感染拡大の波は、新たな問題も引き起こしている。天理大学・永尾教昭学長「ラグビー部以外の本学学生が、教育実習の見合わせ、アルバイトの停止、雇い止めなどを受ける、大変厳しい事例が出始めている」これまでに、ラグビー部で寮生活をしていた男子部員54人の感染が確認されている天理大学。ラグビー部は、無期限で活動を休止している。このラグビー部クラスターの発生後、部員ではない複数の学生から、アルバイト先から、しばらく出勤しないでほしいと言われた、などの相談が相次ぐ事態に。さらに、大学関係者の家族が、医療機関で診察を拒否されたなどの報告もあったという。実際に、教育実習先から連絡があったという学生は、「(実習受け入れ先から電話があって)クラスターがあって、こっち側としても大変だから、大学と話し合ってくれと言われた。ちょっと残念です」と話した。天理市の並河市長は、不安な思いからの措置を一方的に非難するわけではないとしたうえで、「大学全体に対して、排除の行動をとってしまうということは、私は、これは不当な扱いであり、社会の分断を招きかねない差別につながるものだと。冷静に見つめ直していただきたい」と述べた。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37391858