世界恐慌を切り抜けた「自由貨幣」とは?資本主義の闇と地域通貨の可能性

世界恐慌を切り抜けた「自由貨幣」とは?資本主義の闇と地域通貨の可能性

今回はご視聴様からご要望があった「地域通貨」と「減価する貨幣」のお話をします。「減価する貨幣」は自由貨幣とも言われ、ドイツの経済学者シルビオ・ゲゼルが提唱したものです。時の経過とともに価値が減少するという性質を持った貨幣理論ですが、1930年代の世界大恐慌の危機の際に欧米の一部の地域で地域通貨として導入され、経済復興に貢献し、奇跡とまで評されました。 自由貨幣は時の権力者に脅威とみなされ、使用を禁止されましたが、その理論は後世にまで支持されることになります。その支持者として有名なのが児童文学作家のミヒャエル・エンデです。エンデは『モモ』という作品を通して、利子と信用創造に基づく資本主義に警鐘を鳴らしました。 そのエンデの警告と地域通貨の可能性を取り上げたのが『エンデの遺言-根源からお金を問う-』(1999年)というNHKのドキュメンタリー番組です。 その番組をきっかけに日本でも地域通貨を導入する地域が増加しました。 これからの未来を考えるにあたって、地域通貨は重要なテーマの一つだと思います。経済危機を切り抜けた「自由貨幣」の可能性についても考えるのもいいと思います。 この動画がこれからの経済システムやお金について考えるきっかけになれば幸いです。 【続きの動画】 ・地域通貨の歴史から見える地域社会の未来。鍵となる通帳型地域通貨→ https://youtu.be/D3VRe8OzOJk

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37427846