ego / oni ga wara u.
- 2020/09/24 00:34:03 投稿
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久々に晴れたあの日青いしゃぼんのにおいがするような白い霧の中を浮き輪にのって流れ流れクジラが泳いでる空出会いと別れは思ったよりあっけなくいつのまにかいなくなってた空になったダンボールを畳むのが下手くそだな猫じゃらしが目の前をかすめた用水路に溶けて落ちたアイスバーに群がる蟻塚タイムマシンはもうない味のしなくなった木の棒をずっと噛んでたちょっとだけ甘かったグレイの空を連れて歩く悪魔の使者カフカの呪いで黒く染まった駒を容赦なく切り捨てる令和のジョニーウォーカーどぎつい香水つけたホラ吹きババアに媚び売りすぎて不老不死の水の押し売りも断れなくなった孵化したゴキブリみたいに際限無く肥大するエゴ道端で息絶える猫気づいた頃にはもう遅いって雨に濡れる前に屋根に登るこんな晴れた日になんで泣いてんの？しかられたんかそれは可哀想に熟れすぎたトマトみたいなアンタの顔見てたらほっぺたつねりたくなるわ地面に落ちた実を踏み潰した飛び散った内臓はとても赤かったこんな晴れた日になんで泣いてんの？しかられたんかそれは可哀想に熟れすぎたトマトみたいなアンタの顔見てたらほっぺたつねりたくなるわ