【脱線ラジオ】それでも僕はサタデナイ#14【濡れ衣エコバッグ】

【脱線ラジオ】それでも僕はサタデナイ#14【濡れ衣エコバッグ】

おかしいどう考えてもおかしい。地球のためにエコバッグを使って、レジ袋を消費する文化を無くして永久に続く社会にしようってのはわかる。レジ袋が必要とされなくなったら、レジ袋自体を作る意味が無くなって資源を消費しなくなるってこともわかる。原料の石油は有限でいつか底をつくから、その前に別の方法にシフトしようって考えは素晴らしいと思う。でも一つだけわからない。レジ袋を使わず、エコバッグすら使わない究極にエコな方法の「商品手持ち」をすると、どう見ても万引きの現行犯になることがわからない。その場で買い物をしている誰よりもエコな存在で、感謝されてもおかしくないくらいなのに他人からの視線が冷たい。なんということだろう。地球という環境に暮らす生物の一匹として良いことをしていると同時に、人間社会という環境の中では万引き犯という中途半端に悪の存在に成り下がってしまうのだ。地球と人間の両方に都合のいい方法など存在し得ないということなのだろうか。そもそも人間は地球の気候をも変化させてしまう影響力を持ってしまったので、他の生物のように環境に適応するのではなく、環境側を変える生物である。ということは環境を本来の姿に戻そうなどというのは、人間のためではなく他の種のためになるのだ。生物は自らの種の繁栄を目的としているので、これは完全に生物のルールから外れている。どう考えても人間の傲慢のなせる業である。人間が生物のルールから外れるなら、私も人間社会のルールから外れて問題はないだろう。というわけで今度からは自信を持って商品を手持ちで持ち帰り、冷ややかな目線を浴びながら店を後にしようと思う。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37791898