世界初の技術に挑む ユニクロ

世界初の技術に挑む ユニクロ

大量生産・大量廃棄が問題視されているアパレル業界で、最大手のユニクロが、サステナブル・持続可能な新しい取り組みを始めた。それは、ユニクロ初となるリサイクルダウンジャケットの生産だ。 実は、服から服へのリサイクルは世界で見ても、わずか0.9%と非常に少ない。それは、技術的にもコスト的にも難しいからだ。それを可能にするために、ユニクロと共に取り組むのが東レだ。品質を落とすことなく価格を従来品と同等に抑えることはできるのか? 【客から集めたダウンジャケットを無駄にしない!ロスなく羽毛を回収せよ】 ユニクロが、回収した自社製品から新たな製品を作る新たなプロジェクトを開始した。その第一弾が、リサイクルダウンジャケットだ。 プロジェクトリーダーは、ユニクロで長年アウター商品の開発をしてきたMD部長・齋藤源太郎さん。そのパートナーが、ユニクロと共にダウンジャケットの開発をしてきた東レの大川倫央さんだ。 初年度にお客から集まったダウンジャケットはなんと62万点。その中のダウンを無駄なく回収して、リサイクルする。従来品の価格に抑えるには、いかにロスを減らすかが課題に。回収する際にどうしても出てしまうロス率を20%まで抑えるのが目標だ。しかし実際に量産がスタートすると、それが難しいことがわかる。 【リサイクルの手間を価格に転嫁しない!無駄なコストを削減せよ】 リサイクルダウンの難しさはダウンの回収量だけではない。リサイクル製品でもユニクロのお手頃価格を守るため、あらゆる工程でコストを見直す必要がある。柳井正社長も「環境に負荷がかからず、コストもかからずにできる方法を追求しなければいけない。」と強く語る。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37814718