シュレディンガーの猫 feat.初音ミク

シュレディンガーの猫 feat.初音ミク

M3-2019秋にて頒布開始したアルバム「素粒子サアカス」 https://singingyelka.wixsite.com/soryuusicircus に収録した楽曲「シュレディンガーの猫」を初音ミクちゃんに歌わせてみました。物理学者エルヴィン・シュレーディンガーが1937年に提唱した思考実験「シュレーディンガーの猫」。とある確率により毒ガスを発生させる装置と猫を同じ箱に閉じ込め、一定期間後の猫の生死がわからない状態を『量子力学的に生と死が重なり合って存在している』としたものです。ただこれは、あくまで当時の量子力学の欠陥を指摘する際のたとえ話であり、実際にそのような実験は行われなかったとされています。この多世界解釈をファンタジーの方向に発展させ、実際にシュレーディンガーがその実験を行ったなら、というイメージで曲作りをしました。そのため、曲調は猫が辺りを軽やかに歩き回るリズムをテンポに採用。歌詞のなかには、イギリスの古い言い伝えである『猫には九つの命がある』や『猫の王様』を用い、また、そのイギリスに縁の深い猫好きで有名な作家である夏目漱石の作品からもモチーフをいただいています。『架空の世界のシュレディンガーが名前もつけずに飼っていた猫を自らの実験の道具にした、しかしその猫の魂は、いくつもの並行世界の中で様々な可能性の中で分岐して転生を繰り返し、猫が愛したシュレディンガーの魂を探し続ける』という物語がイメージモチーフとなっています。作品内における量子力学の解釈、および表現について誤った部分もあるかもしれませんがあくまでエンタテインメント作品なのでご了承いただけますようお願いいたします。作詞・作曲・ボーカロイド調声・動画編集 ヱルカ作曲補助・編曲・mix・ギター演奏 F原オケはこちら→ https://piapro.jp/t/RIUM

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37919276