ムソルグスキー(ショスタコーヴィチ編):歌曲集「死の歌と踊り」(管弦楽伴奏版)

ムソルグスキー(ショスタコーヴィチ編):歌曲集「死の歌と踊り」(管弦楽伴奏版)

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=YoQIckxiMbc )。ムソルグスキーは晩年の1870年代後半にアルコール依存症により荒んだ生活を送るようになり、それが原因で多くの友人や理解者を失うという孤独な状況にありました。そんな状況の中、彼は自らの「死」がそれほど遠くないという自覚の元に、当時同居していた詩人アルセニイ・ゴレニシチェフ=クトゥーゾフが「死」について書いた詩にメロディを付け、4つの曲から成る歌曲集を1877年に完成させました。これが歌曲集「死の歌と踊り」で、同じく1870年代に作曲された歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」や組曲「展覧会の絵」と並ぶ、ムソルグスキーの最高傑作の1つと評価されています。この作品は原曲がピアノ伴奏を想定して作曲されていますが、他の作曲家が管弦楽伴奏の編曲版を作成する例がいくつかあります。特にショスタコーヴィチによる編曲版が名高く、彼はこの編曲版をソプラノ歌手ガリーナ・ヴィシネフスカヤに献呈しています。そしてショスタコーヴィチは本作の編曲をきっかけとして、同じく「死」を題材にした作品である交響曲第14番( sm42823515 )を作曲することとなります。ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38157469