【イソップ寓話】セミとアリ【歌:さとうささら】第6回CeVIO投稿祭・さとうささら誕生祭

【イソップ寓話】セミとアリ【歌:さとうささら】第6回CeVIO投稿祭・さとうささら誕生祭

おなじみ、イソップ寓話のセミとアリですが、これをフランスの詩人ラ・フォンテーヌが脚色し、さらにフランスの作曲家サン=サーンスが曲をつけたというのがこれです。ヨーロッパでも地中海沿岸以外ではセミは知られていないので、キリギリスに置き換わったようで、日本でもアリとキリギリスとして知られています(サムネ)。これをCeVIOのさとうささらに歌ってもらいました。ちょうど第6回CeVIO投稿祭の開催中だったので参加作品とさせてもらいました。また1日遅れましたが、ささらちゃんの誕生日ということでお誕生日おめでとう。楽譜の速度標語はヴィヴァーチェで、それなのに16分音符がスタッカートで出てきて、これで一体どうやってフランス語を歌わせるんだよ?というところです。この作品では基本アレグレットの速度(♩=108)で演奏していますが、それでも早口感は否めません。フランス人だったらこの速さでも分かるんだろうか? それから伴奏は基本オクターブユニゾンなのですが、使用したimslpの出版楽譜では73小節のところだけ2度ずれています。これが作曲家の意図なのか、出版社のミスなのか分かりませんが、ここでは他の個所と同様にオクターブユニゾンにして演奏しています。なお、イソップの原作では、厳しい冬に備えて夏でも浮かれていないで働いておけ、という教訓を述べており、アリが働き者、セミが怠け者の象徴ですが、ラ・フォンテーヌではこれが逆転していて、セミが「虫の誓いにかけて、元利そろえてお返ししますから」と懇願しているにも関わらず、アリはそれを非情にも拒否しています。一説には詩人であったラ・フォンテーヌが、自分自身の姿をセミに投射していたんだとか。この話自体に、昆虫学者のファーブルは、セミが冬まで生きているわけがない、とツッコミをいれています。確かにハエかイモムシなんかをセミが食べるわけがありません。ちなみに、寓話の英語はfableで、昆虫学者のファーブルはFabreですのでお間違えのないよう。よろしく>BumblebeeQueen mylist/39940036 ホームページ開設しました  https://bumblebeequeen.wixsite.com/home

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38161534