前夜祭

2020年10月31日作詞作曲編曲写真：畳、布団の上前夜祭2020年10月31日、土曜日、文化祭前夜祭軽音楽部の演奏明るいステージの上でドラムを叩く先輩の姿その力強く美しい姿を僕は見つめていたんだ一番後ろの席から、ずっと見つめていたんだ何度かミスがあって、でもそのたびあなたは仲間と顔を合わせ楽しそうに笑っていたその姿を見て僕は、なんだか泣きそうになってしまいましたそんなあなたの姿に気づいたことが二つあるんです「僕はやはりまだ、あなたが好きだということ」「あなたと僕では生きる世界が違うということ」演劇部の上演明るいステージの上で主演を務めるあの娘の姿その頼もしく美しい姿を僕は見つめていたんだ一番後ろの席から、ずっと見つめていたんだいつもの君とは違う、しかし紛れもない君はすごく生き生きと輝いていたんだその姿を見て僕は、なんだか泣きそうになってしまいましたそんな君の姿に気づいたことが二つあるんです「僕はやはり今日も、君が好きだということ」「君はきっと大丈夫だということ」演劇部の上演暗がりのステージの上でカーテンを揺らす、奴の影その見えないお前の姿を俺は見つめていたんだ一番後ろの席から、ずっと見つめていたんだ劇が終わって袖から友人たちと出てきたお前の顔はそれはまがいもなく青春の面だったその姿を見て俺は、なんだか泣きそうになってしまったよそんなお前に訊きたいことが二つあるんだ「舞台袖から見たあの娘の姿はどんなだった」「お前はその青春に気づいているか」エディ、ピアノ、ダンス、きぐるみ色々なものがライトの中で揺れる前夜祭、先輩、あの娘、奴我が第二期青春時代主要人物のみんなが、そのステージの上にいた今はそのかっこいい姿を一番後ろの暗闇から見つめるだけの俺だけれど俺ももうすぐステージの上に立とうそう心に決めているんだだからいつか、その輝く我が姿を目を離さずに見ていて青祭前夜、君たちはどんなことを思っている？俺は興奮で眠れないよ

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