「黒子のバスケ」イベリコ豚カツサンドパン~三大珍味のせ~を再現【漫画飯】

「黒子のバスケ」イベリコ豚カツサンドパン~三大珍味のせ~を再現【漫画飯】

プロのシェフが漫画・アニメ・映画に出てくる料理やスイーツを再現する「ベルコルノの漫画飯」。【漫画飯】リスト: https://www.nicovideo.jp/my/mylist/#/66008633 今回は、「黒子のバスケ」(原作:藤巻忠俊先生・集英社)より、「イベリコ豚カツサンドパン ~ 三大珍味のせ ~」を再現しました。アニメ6話でも登場しているこのカツサンド、毎月27日だけ、誠凛高校の購買で数量限定発売される幻のパン。イベリコ豚カツサンドに三大珍味(キャビア・フォアグラ・トリュフ)が乗って2800円 です。先に価格のことだけ言及してしまうと、この値段では商売的には儲けは出ません(笑)作中では、黒子がこちらのカツサンドパンを見事にゲット。気になるお味は、「めっちゃおいしい」と感想が述べられています。果たして実際はどうなのか?生の黒トリュフが手に入るうちに、作ってみました。特に作り方などは出てこないので、原作とアニメのビジュアルが頼りです。フォアグラは、ちゃんと火を入れたいところですが、アニメの色を見ると、表面に焼き色はついていません。ということで、ソテーして半割りにし、断面を手前に見せることで、この問題を解決するしました。イベリコ豚はスペインのイベリア種の豚ですが、今回はその中でも最高ランクのベジョータ(どんぐりだけを食べて育ったイベリコ)を使います。豚肉とは思えない、まるで牛肉のような脂のサシの入った赤身の肉質。旨味たっぷりです。さて、実際作ってみた感じの僕なりの結論ですが、ぶっちゃけ脂が重すぎるなぁ・・・と(笑)フォアグラって、要は脂の塊ですから、例えば仔牛のような脂の少ないものと合わせる(ロッシーニ風という料理です)ことで生きてくるんですよね。イベリコ豚(それもとんかつ)という脂の強い料理に、「追い脂」しているわけですから、年齢のわりには「胃が若い」と自負している僕でもちょっと「重いな」と感じます。もっとも、毎日ハイカロリーを消費する男子高校生バスケ部員なら、全然余裕なのかもしれません。まぁ、この辺りは「料理の完成度としての味のバランス」の話です。フィクションに対してクソ真面目にどうこう言うのは野暮かもしれませんが、これはそういう企画ですからご容赦下さい(苦笑。ネタとしては、見た目も含めてインパクト抜群ですし、とても面白いと思います!(少なくともプロの料理人の発想からは出てきませんw)こんな機会でもない限り作ることはないだろう料理を作ることが出来て、僕自身、とても良い経験、勉強になりました。ありがとうございます!ごちそうさまでした!

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38300374