【魔女の宅急便】の「カボチャとニシンのパイ」を再現してみた 【ジブリ飯】

【魔女の宅急便】の「カボチャとニシンのパイ」を再現してみた 【ジブリ飯】

プロのシェフが漫画・アニメ・映画に出てくる料理やスイーツを再現する「ベルコルノの漫画飯」。リスト: https://www.nicovideo.jp/my/mylist/#/66008633 今回はジブリ飯。最近バレンタインでチョコケーキを作った流れで、「魔女の宅急便」から、「ニシンとカボチャのパイ」を再現しました。作中ではキキがおばあさんの「自慢の手料理」のお届け物として運び、届け先のおねぇさんから「これ嫌いなのよね」と言われてしまう、ちょっと悲しいエピソードシーンで有名です。「魔女の宅急便」の舞台(モデル)と言われる町は、いくつかありますが、その中でジブリ公式が名言しているのがウェーデンです。魚のパイ自体は北欧にも多く見られますが、特にイギリスの「スターゲイザーパイ」が有名です。こちらは、パイ生地から魚の頭が突き出ている、かなりエキセントリックな見た目なので、好き嫌いは分かれると思います(笑)おばあさんのパイは、北欧らしくニシンを使い、甘味のあるカボチャと合わせてパイにするという・・・、見た目も普通ですし、嫌われる要素も少ないかなと思うのですが、さて、お孫さんが好まない理由は、ちょっと分からないですね。しいて言うなら、「ちょっと量が多すぎて食べ飽きるんじゃないか」とは思いました。カボチャは、電子レンジを使えば簡単に柔らかくすることができますが、おばあさんが電子レンジを使ったとは思えないので、玉ねぎと一緒にソテーし、ブロード(出汁)を煮含めて仕上げました。パイ生地はスタンダードな折込パイ生地。ベシャメルソースも基本のものを作りました。あとは見た目通りに組み上げるだけです。仕上げに周りに黒っぽいものが散らされていますが、インターネットで他に再現されている方は、みなさんなオリーブで作っておられますね。地中海ならもちろんここは黒オリーブなのですが、北欧という場所と、サイズ感(オリーブにしては小さいぞ)から、ブルーベリーを使ってみました。北欧の名産で、デザートはもちろん、料理にもよく使われるからです。味は、カボチャ、ベシャメルといった、甘味を感じる食材が多く使われていますので、胡椒をしっかりめに効かせることで全体を引き締めて美味しく仕上がると思います。けして、お孫さんが「嫌いなのよ」というような、「まずい」料理ではありません。フィンランドの名物のひとつに「シュールストレミング」という、「世界一臭い」と言われるニシンの加工食品があります。もしかしたら、お孫さんはそのイメージがニシンに対してネガティブなものに繋がっているのかもしれません。生のニシンは臭みもなく、淡白で上品な白身です。ごちそうさまでした!

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38362420