半年後の景気 企業の8割が「拡大」と予測 100社アンケート

半年後の景気 企業の8割が「拡大」と予測 100社アンケート

2021年3月22日 6時18分 新型コロナ 経済影響来月から始まる新年度、2021年度の景気はどうなるか、NHKが主な企業100社に半年後の見通しについてアンケートを行ったところ、8割が「拡大する」または「緩やかに拡大する」と回答しました。1年以上にわたって、新型コロナウイルスの影響を受けてきた国内の景気は、ワクチンの接種などが進んでいけば持ち直すとみる企業が多くなっています。アンケートは新年度を前に、今月11日から18日にかけて、主な企業100社を対象に行い、99社から回答を得ました。まず、景気の現状を尋ねたところ、▽最も多かったのは「横ばい」で52.5%でした。▽「緩やかに拡大」が24.2%、▽「緩やかに後退」が19.2%、▽「後退」が2%となり景気の見方が分かれました。また、「横ばい」と判断した理由を複数回答で聞いたところ、「個人消費の伸び悩み」と「外出自粛や営業時間の短縮要請」をあげる企業が全体の7割を超え、緊急事態宣言の影響がうかがえます。次に、2021年度半ばにあたる半年後の景気がどうなるか、見方を尋ねたところ、▽「拡大」は5.1%、▽「緩やかに拡大」が76.8%となり、8割の企業が今よりも景気は上向くと答えました。また、▽「横ばい」は9.1%、▽「後退」が1%でした。「拡大」または「緩やかに拡大」と答えた企業に理由を複数回答で聞いたところ、およそ6割の企業が「新型コロナワクチン接種の広がり」「個人消費の伸び」「外出自粛や時短営業の緩和」をあげ、今後、ワクチンの接種などが進んでいけば国内の景気は持ち直すという見方が多くなっています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38469958