自分をお兄さまだと思い込んでいる一般マン

自分をお兄さまだと思い込んでいる一般マン

お互い休養日だったライスシャワーとミホノブルボン。そこで一緒に買い物に出かける事にしたのだが……「ライスさん。この先は混雑度125%の予測です。人混みで離れてしまわないための最適解、手を繋ぎましょう。」「ひぁ!?だ、ダメだよブルボンさん……!ライスに触っちゃうと良くないことが起きるから……!」「ライスさんとの接触とアクシンデントの発生との因果関係は立証できません。それよりも離れてしまった場合のリスクの方が重大です。だから、さあ。」「だ、だいじょうぶ!ライス、がんばってはぐれないようにするから……って、ひゃああ!?」ちょうど信号が変わり、人波に押し倒されてしまうライス。「!!ライスさん、大丈夫ですか!」駆け寄り手をのばすブルボン。「あぅ……ごめんなさい、ライスがドジなせいで……大丈夫、一人で立てるから……っ!」「……………。」結局その後、混んでいる道を避けて行くことにしたので予定より時間がかかってしまい、昼時になってしまったので先にランチを済ませることにした。「……ブルボンさん、ごめんなさい。怒ってる……よね……?」「ステータス『怒り』は発生していません。ですがそれに似た感情は観測しています。」「あぅ、やっぱり……こめんね、ライスのせいで遅くなって……足手まといで……」「……私が『憤り』を抱いているのはそういう事ではありません。」「えっ……?」「『不幸』を理由に手を取るのを拒んだ事です。もちろんそれが私を思いやっての行動で、あなたの『優しい』長所であることは理解しています。ですが……」いつも無表情に見えるブルボンが、少し儚げな顔を見せる。「『不幸』を私に与えたくないと言うのなら、あなたに拒まれる事が私にとっての最大の『不幸』です。それを理解してもらえていない事が……私にとって、少し『悲しい』……」「ぶ、ブルボンさん……!ごめんね、ライス自分のダメな子なところばっか考えて、ブルボンさんの気持ちのこと、ちゃんと考えられてなかった……!」「いえ……私の方こそ申し訳有りません。自己の欲求を押し付けるのはコミュニケーションにおいて悪手です……。」「ううん……ブルボンさんの本当の気持ち、伝えてくれて嬉しかった……!だから、ねっ?」小さな手をすっと差し出すライス。「!!『仲直りの握手』と解釈……了承します。」優しく、けれども力強く握られる2人の手。ライスは嬉しそうに、ブルボンは照れくさそうに何度も何度も握り返す。「……ですがこれで『触れると不幸になる』が迷信であることが証明。」「えへへ、よかったぁ~……何も起きなくて……!」ちょうどその頃トレーナーは履いてる靴紐がちぎれ家にある下駄の鼻緒がちぎれ愛用のコップが突然割れ窓ガラスも割れメガネも割れ尻も割れ骨盤も割れ室内なのに鳥の糞が頭に落ちてきて植木鉢も落ちてきて飛行機やらヘリやら色々も落ちてきて絶命した。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38541317

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