【ウマ娘MAD】危険なえいえいむん【マチカネタンホイザ】

【ウマ娘MAD】危険なえいえいむん【マチカネタンホイザ】

えい、えい、むん!次作: sm38747223 彼女が何気なく放った言葉に心を奪われてから、幾星霜を経ただろうか。決して「主人公」にはなれない、「普通」のウマ娘。傍から見れば目を疑う様なハードワークも、覗き見た物が眩暈を起こすような文量の改善メモも、あらゆる才が一堂に会するこの学園では、「普通」。半端な才では、未熟な心では、降り注ぐ現実にその「普通」すら継続できす、自分は「主人公」でないと言い聞かせ、引き立て役に甘んじ怠惰な学園生活を送る事になる。しかし彼女は違った。どのような結果に打ちひしがれようとも、崩れる事のない「普通」。勝利こそ最高の誉れである競争の世界において、結果ではなくその過程を語りたくなる、健気なまでのひたむきさ。「俺はトレーナー失格なのかもな…」1人そう呟いて、今日も脳内で彼女の練習メニューを考える。彼女を「普通」でいられなくする。トレーナーとしてシンプルかつ最大の責任。武者震いする体をどうにか抑えながら、1日の激務を終えた俺は部屋へと戻った――。「はーいトレーナーさん♡今日もお疲れでちゅね~」疲れた体と脳に、スーパークリークの谷間と母性がキまる。高鳴る心拍数で全身の血流が最高圧で循環し、繊細な鼻先の毛細血管を突き破った。「ああっ、トレーナーさん!鼻血が出ちゃってますよ?」「いや、いいんだこれで」残念ながらマチタンはまだ、育成ウマ娘に実装されてない。だから少しでも彼女を感じるために、彼女がよくやるという鼻血を同じく垂らす。鏡越しに見る、伸びた鼻筋に流れる赤い血潮を見る度に思う。「俺は今、マチタンとシンクロしてる――」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38572345