金子扶生さん「夢かない感無量」ロイヤルバレエ団で最高位昇格

金子扶生さん「夢かない感無量」ロイヤルバレエ団で最高位昇格

2021年5月21日 5時24分 エンタメイギリスの名門、ロイヤルバレエ団で、バレエダンサーの最高位のプリンシパルに昇格した金子扶生さんが、NHKのインタビューに応じ「これまで応援し、支えてくれた方々に恩返しができるよう、感謝の気持ちを込めて踊っていきたい」と喜びを語りました。大阪市出身の金子扶生さん(29)は、2011年にロイヤルバレエ団に入団し、2018年からは第1ソリストを務めてきましたが、18日、バレエダンサーの最高位で、主役級を演じるプリンシパルに昇格したことが発表されました。金子さんは20日、NHKのインタビューに応じ「世界に認められるバレリーナになりたいという小学生の頃からの夢がかない、ことばでは表せないような気持ちになりました。去年10月ごろ、プリンシパルへの昇格を監督から言われた時には感無量で、泣いてしまいました」と喜びを語りました。金子さんは、ひざのじん帯の断裂で、過去2回手術をし、リハビリをして復帰したということで「簡単な道のりではなかったけれど、むだなことは何もなく、すべてが勉強になり、すべてを吸収して今の自分があると思います」と振り返りました。新型コロナウイルスの感染対策で、舞台での公演ができなかった時は家のキッチンで練習していたということです。金子さんは「これまで応援し、支えてくれた方々に恩返しができるよう、感謝の気持ちを込めて踊っていきたい。女優のような表現力のあるバレリーナになりたいと思います」と今後の抱負を語りました。ことしの夏には、日本での舞台も予定されているということです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38767395