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軍服の男「あははっ…ほら、見ろよ。辺り一面、火の海だ!」外套の男「なぜ…上官命令に刃向かった…」軍服の男「素晴らしいじゃないか。世界の首脳たちが血眼になって探している宝物が、海の藻屑と帰す瞬間だぜ!」外套の男「・・・・・・」軍服の男「どうした、なぜ喜ばない。あの、狂いに満ちた永遠の繰り返しから抜け出すチャンスなんだぞ!」外套の男「本当に・・・そう思うのか?」軍服の男「ああ、これですべてが終わる。悪夢は、終わりだ」外套の男「いや、まだ終わりではなかったんだ・・・」軍服の男「どうした・・・まさか、この期におよんで、怖じ気づいたか?」外套の男「違う・・・実験が・・・再開された」軍服の男「実験?あははっ、悪い冗談だぜ。研究者不在の研究実験なんて・・・そんな馬鹿な・・・」外套の男「・・・生きていたんだよ・・・彼女は・・・」軍服の男「・・・・・・」外套の男「ついさっきだ・・・生存が確認された・・・」軍服の男「・・・畜生っ!・・・無駄死にかよ、俺たちは・・・」外套の男「・・・そうだな・・・」軍服の男「なんか・・・馬鹿みたいだな、俺。上官命令に逆らって・・・」外套の男「馬鹿みたい・・・じゃないだろ。馬鹿そのものさ」軍服の男「・・・ああ・・・そうかもな」外套の男「他の乗客は逃げたのか?」軍服の男「ああ・・・ぬかりはない。すっからかんだ」外套の男「・・・そうか・・・」軍服の男「あんたは・・・逃げなくていいのか?」外套の男「ああ・・・どうせ深夜を過ぎたらリセットだ。繰り返しはもうたくさんだよ」軍服の男「・・・同感だ・・・でも・・・恋人はどうするんだ?」外套の男「運がよければ・・・どこかで合えるさ」「この島には、数日前より以前の過去がない・・・。」Sweet 1999

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