大航海時代V 航海士の追憶 ~列伝~ フラン・ウォーカー/チェーザレ・ボルジア/ミケロットの章

大航海時代V 航海士の追憶 ~列伝~ フラン・ウォーカー/チェーザレ・ボルジア/ミケロットの章

史実キャラとのオリキャラの複合列伝。最後となる3回目は、クリスマスに絡めたフラン・ウォーカーとチェーザレ・ボルジア、その従者であるミケロットのお話となります。そのフラン・ウォーカーですが、神出鬼没の怪盗にして変装の名人という設定は面白いと思います。ただ、都合よく使えるキャラなので、シナリオライターからすれ使い辛いキャラだったでしょう。どんな理不尽で出鱈目な展開でもご都合主義的に使ってしまえばシナリオに出来てしまいますから。SR絵を三枚も用意したのですから、情報提供のチョイ役くらいには使えたとは思いますけどね。   *     *     *     *そしてもう一人の”カエサル”にして、かのマキャベリをして理想の君主と言わしめた英雄、チェーザレ・ボルジア。その実績から常に悪役とされがちな人物で、事実自身の目的遂行のためならば裏切り、謀略、暗殺に毒殺と手段を択ばず、溺愛する妹さえ必要とあらばも政略の駒として扱う冷酷さを兼ね備えています。(そして妹の夫はさっさと処分)。ですが、そうして手にした権力を私欲のために徒に奮うことはせず、イタリアの利権を狙う諸外国の影響を排除し、彼らに踊らされ内乱を繰り返す領主らの粛清・断罪することで重税と労役に苦しむ市民の開放を実現していった英雄であることも事実です。彼が病に倒れ、時間を無為にすることがなければ彼の死後、2世紀余りにわたってイタリアが諸外国に蹂躙されるようなこともなかったでしょう。裏切りによって権力を得た彼が、裏切りによって身を亡ぼすことになったのは皮肉でしかありませんが。   *     *     *     *チェーザレの従者であったとされるミケロットについてはあまり記録が残されておりません。チェーザレと共に逮捕され、その後チェーザレが犯したとされる様々な罪について供述するよう拷問にかけられますが、ミケロットは何一つ口にすることなく1508年、ミラノにて処刑されました。【無印】Part1  sm38535966  series/213358【Road to Zipang】Part1  sm38577583  series/219809【Endless Ocean】Part1  sm38633686  series/218795【Around the World】Part1  sm38659494  series/219967

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38839616