バッハ:カンタータ第64番「見よ、父なる神の大いなる愛を」BWV64

バッハ:カンタータ第64番「見よ、父なる神の大いなる愛を」BWV64

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=OzI1CImWAhU )。バッハがライプツィヒに赴任した1723年に作曲されたカンタータ「見よ、父なる神の大いなる愛を」BWV64は、クリスマスの第3日にあたる12月27日に初演されました。ただ、この年の12月27日は使徒ヨハネの祝日とされたようで、全8曲からなる本作にはクリスマスから連想される祝祭的な雰囲気はなく、前半の曲はむしろ現世の虚しさを強調し、後半では対比する形でキリストによる救いを歌うことで、キリスト降誕の意味を深く思い起こさせるような曲想となっています。本作がこのような構成になったのは、初演当日が使徒ヨハネの祝日であることに加え、この年のクリスマス第1日にBWV63、第2日にBWV40といった大規模な作品が立て続けに演奏されたため、合唱団の疲労を考慮して小編成による曲を作ったと考えられています。マリア・ケオハネ(ソプラノ)アレックス・ポッター(アルト)ヤン・コボウ(テノール)マシュー・ブルック(バス) ラルス・ウルリク・モーテンセン指揮コンチェルト・コペンハーゲン

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38861304