社会にでてからあらゆる欲求が希薄になってきましてね。キャッチの言葉にのせられて入った飲み放題の居酒屋の梅酒ぐらい薄い。ありがたいことにこんなご時世でもボーナスをいただきまして。ただ使い道が思いつかない。モノを買う時も「欲しい」じゃなくて「必要」が優先されて、嗜好品なんか生活から遠ざかっていくんです。「あなたは今何がしたいですか?」と問われるとその答えは決まってます。「何もしたくない」今回はそんな男の青春時代のお話です。高校時代のアルバムを見返してくと、人間は年を食っていくたびに色あせていくんだなと思いました。