ダグ(NC)のディズニーセンバー オリバー ニューヨーク子猫ものがたり

ダグ(NC)のディズニーセンバー オリバー ニューヨーク子猫ものがたり

オリバー ニューヨーク子猫ものがたり(1988年公開)ハイ皆さんこんばんわ。この作品は、後に続くディズニー・ルネッサンスの受賞作を純血種とすると、かわいらしい雑種といったところでしょうか。ディズニーの劇場アニメの中でも平坦な作品ですね。それにミュージカルというにはガタガタ、喜劇というには形式ばりすぎ、ディケンズのオリバー・ツイストを暗記して、うろ覚えで翻案したような内容ですね。とまぁ、さんざんに言いましたが、完全な失敗作じゃありませんよ。ジョーイ・ローレンスとビリー・ジョエル、役者の中でも健闘してます。ドム・デルイーズ、安心の個性を見せてくれます。ファミリー向けのしゃべる動物たちのキャパシティとしてはなかなかですね、歌や踊りの中に教訓が込められてます。何はともあれこの映画には、ハート、真心がありますね。ハートの効果というのははかりしれませんね。ただディズニーは、壮大な冒険や、感動的な青春物語で、評判を築き上げてきました。たまに、揺らぎますけどね。それに比べて、明らかに、ひ弱で薄っぺらな作品なのは、否めないですねぇ。この『オリバー』、無軌道なのも問題ですよ。ナイン・オールド・メン以降のディズニー・アニメーターから、はじめて監督となってメガホンを握ったのは、ジョージ・スクライバー。予算を大幅にケズりました。大してスリルも笑いもない、出会いから次の出会いへ奔走するばかりで、『ビアンカの大冒険』のポッケから場面や展開を "拝借して"、誘拐計画や救出劇をまとめ上げてる。それも当然なんですよ、当初は『ビアンカ』の続編として開発されましたからね。それに微妙にステレオタイプな表現が、随所に見受けられます。どれも心に響きません。持続する笑いを誘いませんね。ディズニーの劇場アニメ映画の中ではかなり劣るでしょう。楽しい作品ですが、すべったり、転んだり、可能性を無駄にすることが多いですね。ディズニーの傑作クラシックのような愛情を得るまでには至らない。でもね、ハートはある作品ですよ。一度はごらんなさい。また会いましょうね。元動画  https://www.youtube.com/watch?v=WhWlD1FxB1o 前  sm39117961  次  sm39178452

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39146913