作曲者不詳:ルカ受難曲 BWV246(伝バッハ作)

作曲者不詳:ルカ受難曲 BWV246(伝バッハ作)

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=1GMu6sEm-5U )。バッハが作曲した受難曲は、19世紀に編纂された旧バッハ全集では4曲とされ、その中には「ルカ受難曲」BWV246が含まれています。この作品はバッハの生前に1730年と1743~46年の間の2度演奏されており、バッハの自筆譜が遺されていたため、バッハ作とされていました。しかしその後の研究では、1727年初演の「マタイ受難曲」より後の作品にも関わらず音楽様式にバッハらしからぬ稚拙さがみられることから、1730年の演奏会に間に合わせるために作曲者不詳の受難曲を筆写して自作の代わりに演奏したと推測されており、新バッハ全集では除外されています。ただ、バッハは本作を単純な筆写のみで終わらせず、2度目の演奏に際して楽器編成に手を入れたり、コラールを追加したりしており、バッハの音楽技法を研究するうえで重要な史料であることは間違いありません。ヴォルフガング・ヘルビッヒ指揮ブレーメン・バロック管弦楽団アルスフェルト声楽アンサンブル

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39162552