【初音ミク】陽のあたる窓辺【オリジナル】

【初音ミク】陽のあたる窓辺【オリジナル】

Kiyu(キユウ)と申します。本作は2019年10月に53作目の作品として投稿させて頂いた曲のリミックス&歌詞一部改編作品となります。2021年8月、ザ・ビートルズのギタリストだったジョージ・ハリスンのソロ・デビュー作「All Things Must Pass」の50周年記念盤が発売され、オリジナルはプロデュースしたフィル・スペクターによる分厚い音の壁「ウォール・オブ・サウンド」と呼ばれる強烈な音像なのに対し、後年ジョージ自身が「少し大袈裟な気がした」と語っていた為か50周年盤はリバーブを薄く、ジョージの声やギターを全面に出した音になっていて、コンセプトが違う為どちらがいい悪いでは無いのですが個人的に50周年盤を聴いたお陰でオリジナルをプロデュースしたフィル・スペクターのキ○ガイじみた音作りに気付けました。あくまで個人の感想に過ぎませんが50周年盤は「こう言う音色の楽器がここからここまで流れます」と言う感じで全ての音がよどみなく置かれている、と言う雰囲気に対しオリジナルはどの楽器も霞がかった様に滲んでて、まるで清流に揉まれ浮いては沈む木の葉の如く、その時、そこで主役を張る楽器がたち登り消えていく、最初から最後まで流れて行く、と言う雰囲気に聴こえるのです。どの音もギリ埋もれる事なく適切な位置から適切な音量で聴こえて来る様は本気で「頭の中の音を再現しようとする余り、他人目線だとキ○ガイに見える人の作った音」と改めて思わされた次第です。全然本曲と関係ない話でしたが本曲は私の曲の中でもリバーブや楽器の物量が最もフィル・スペクタブルな曲なので「なんかフィルの秘密をほんの少し知る事が出来たぞ!」と言う思い込みに突き動かされリミックスしちゃった、と言う流れで御座います。結果、フィルの足元どころか地球を一周して真後ろに立たれてる様な、近そうに見えて世界一遠い理想と言う現実を突きつけられ、やはり目指すはフィル・スペクターサウンドだ!と、決意を新たに曲作りに邁進して行く所存でございます。オリジナルの歌詞に一部気に入らない所があったのでそこを改編した以外は特に楽器を追加した訳でもなくリミックスのみとなっております。お気に召して頂けたら幸いです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39197577