【ウマ娘】これが諦めないってことだぁぁぁーーーーー!!!!【レオ杯】

【ウマ娘】これが諦めないってことだぁぁぁーーーーー!!!!【レオ杯】

阪神レース場で迎えたレオ杯。セイウンスカイが着外、グラスワンダーやシンボリルドルフも勢いを見せず惨敗だった。ターフに響くトレーナーのため息、どこからか聞こえる「今回は予選落ちだな」の声。トレーナーは独りベンチで泣いていた。キャンサー杯で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるウマ娘。それを今の編成で得ることは殆ど不可能と言ってよかった。「どうすりゃいいんだ……」トレーナーは悔し涙を流し続けた。どれくらい経ったろうか、トレーナーははっと目覚めた。どうやら寝落ちしてしまったようだ、冷たいスマホの画面が現実に引き戻した。「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」苦笑しながら呟いた。立ち上がって伸びをした時、トレーナーはふと気付いた。「あれ……?レースが始まっている……?」トレーナーが目にしたのは、ビュースタンドを埋め尽くさんばかりの観客だった。どういうことか分からずに呆然とするトレーナーの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。「トレーナーさん、準備はとっくにできてるよ。それじゃ、大物をさっくり釣ってきちゃいましょーかね!」声の方に振り返ったトレーナーは目を疑った。「せ、セイウンスカイ?」「どうした、トレーナ君。緊褌一番、一着を目指そう」「か、会長!?」「それじゃ、アクセル全開でかっ飛ばすわよ♪」「マルゼンスキー……」トレーナーは半分パニックになりながらウマ柱を見た。1枠1番 マルゼンスキー2枠2番 シンボリルドルフ3枠3番 セイウンスカイ暫時、唖然としていたトレーナーだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった。「勝てる……勝てるんだ!」サイレンススズカから地固めを受け取り、ターフを全力疾走するセイウンスカイ。トレーナーの目に光る涙はくやしさとは無縁のものだった……。翌日、ベンチで冷たくなっているトレーナーが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った。※いいねコメントに真相ウマ娘: https://www.nicovideo.jp/series/210400 ※前作等はシリーズからご確認ください。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39302985