【人力文アル】シ/ネ/マ【odsk+α】

【人力文アル】シ/ネ/マ【odsk+α】

――いつになれば僕は主役になれるんだろうな――毎年恒例我が最推しのお誕生日お祝い動画です。ひょんな話からMIXをONOWIRさんにお願いできることとなり、私では技術が足りない色々が実現できました。また、絵はいつもお世話になっている染塗氏が忙しい中時間を割いて描いてくれました。頭があがりません。たくさんの手を借りて素敵な作品となりました。楽しんでいただければ幸いです。もしよろしければ、このままキャプションを最後までお読みください。――――――――――ドアをノックされると共に自室のドアが開いた。顔を上げると赤い髪の声の主がそわそわした様子を隠さずにこちらを見ている。「夕飯だから呼びに来た」「待っとったでぇ。もうお腹ペコペコや」ニッコリと笑うと彼も得意そうな顔で今日はとびっきり豪華だから楽しみにしとけ、と笑った。「あ、それって新作?」机の上を片付けていると文字が落とされた原稿用紙が目にいったらしい。「せやで。子どもの頃にたまたま観た舞台の世界に魅了された男が、その世界に飛び込んで主役としてスポットライトを浴びるまでの話や。ちょうどさっき書きあがったとこなんやけど」「もしかして少し前まで書けないって言ってたあれ?完成したんだ」あの時のお前、だいぶ精神的にやられてたもんな、とケラケラと笑っている。笑い話にしてくれているがあの時は多大な心配をかけてしまったと思う。目の前の彼や食堂で待っている二人の兄烏たちからもらった言葉が無ければこうして完成しなかっただろう。「後で俺にも見せろよ」「あれだけ世話になったんや、見せないわけないやろ」「やった!楽しみだなぁ」食堂へ着くと彼は準備はいいか、と尋ねる。一つ頷くと彼は笑顔で食堂の扉を開いた。「「「誕生日おめでとう!!」」」たくさんの賑やかな声に迎えられ自然と笑顔が零れる。尊敬する先生方の光は眩しくて、自分なんかがその横に並ぶなんて、と思っていたけれど。そんなことはないのだと背中を押してくれる仲間がいたから。お前も十分輝いていると教えてくれたから。「皆々様、ありがとうございます!!」迷いもせずにその光の中に飛び込んだ。そう、人生の主役は自分だけなのだから!――――――――――ust:かつおぶし様( sm38821200 )絵:染塗MIX:ONOWIR人力 ・動画: ハルセ何かありましたらこちらまで↓ハルセ(@Haruse_bunaru)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39532467