ポケセン福丸BB

ポケセン福丸BB

「はい! 綺麗なビーズあげる…!」「えへへ、ありがとう…!」テーブルの上で、いつものようにミニミニ小糸達が遊んでいます。この時間のこの場所は、事務所の誰にも邪魔されない、彼女達だけの憩いの場。とある例外を一つ除いて。「!! ユ…ユアクマだーっ…!」テーブルの上に、ユアクマがやって来ました。その姿を見ると、ミニミニ小糸達はお菓子やビーズすら置いてその場から逃げて行きました。「あれ…? みんなどうしたの…?」「は、早くこっち来て…!」逃げ遅れた年少の子が、お姉さんのミニミニ小糸に引っ張られていきます。やがてそこにいるのはユアクマただ1人になりました。 「ねえ、どうしてみんなお家に帰っちゃったの? みんなお菓子食べてたり、遊んでたりしてたのに…」まだお家の外に出て間もないその子に、お姉さんが語りかけます。彼女達よりも遥かに大きく、速く、力持ちで食いしん坊。ユアクマは自分達にとって危険な存在である、と。 「小さい子達がユアクマの被害に遭わないように、誰かが事務所内を見張ってるのはどうかな…?」お姉さん達の話し合いで、ミニミニ小糸によるユアクマの監視役を設置する事になりました。選りすぐりのメンバーが、高所からの見張りを交代で行う事になったのです。見張りの場所は、カーテンレールの上。「け、結構高いね…」「見晴らしはいいけど、もしここから落ちたりしたら…」「だっ、大丈夫だよ…!」 昼下がりの午後。ミニミニ小糸達の下に、何処かから聞き覚えのある叫び声が聞こえてきました。「「たっ、助けてーっ…!」」なんと見張り役のミニミニ小糸2人が、カーテンレールの先にしがみついて落下しそうになっているではありませんか。レールの上は埃だらけで、足を滑らせてしまったようです。この時間は事務所に誰もいません。2人を助けられるのは地上にいるミニミニ小糸達だけです。しかし2人がいるのはカーテンレールの先。あまりの高所に、皆震えて助けに行けずにいるのです。 その時です。誰かが束ねられたカーテンを伝って、上へ上へと登っていくではありませんか。ユアクマです。ユアクマはあっという間にカーテンレールの上に辿り着くと、今にも落ちてしまいそうなミニミニ小糸の所へ向かいました。続きはpixivに。「続きはpixivに」って久々に言った気がする。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39626602