暖房器具 使用前には清掃を 一酸化炭素中毒など重大な事故に

暖房器具 使用前には清掃を 一酸化炭素中毒など重大な事故に

2021年11月25日 20時40分ほこりが積もったままストーブなどの暖房器具を使うと、一酸化炭素中毒などの重大な事故につながるおそれがあるとして、NITE=製品評価技術基盤機構が、使用する前には、器具を清掃するよう注意を呼びかけています。NITEによりますと、ストーブやファンヒーターによる火災などの事故は、昨年度までの5年間で652件起きていて、家屋が全焼するなどして合わせて77人が亡くなっています。事故は毎年11月ごろから増え始め、1月に最も多くなるということでNITEは暖房器具を使う頻度が高まる時期を前に、事故の防止に役立ててもらおうと実験動画を公開しました。動画では、石油ストーブの空気の吸い込み口にほこりがたまったままの状態で点火すると、必要な空気が供給されずストーブの燃焼筒が(ねんしょうづつ)十分に燃焼していないことがわかります。この状態で使用し続けると、一酸化炭素中毒などの重大な事故につながるおそれがあるということで、使用前や定期的な清掃を呼びかけています。また前のシーズンから石油ストーブに残ったままの古い灯油についても、劣化して燃えにくくなり、一酸化炭素の排出が増えるおそれがあるとして、ガソリンスタンドなどで廃棄するよう呼びかけています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39672949