「レコードの日」海外でも人気!日本のレコード

「レコードの日」海外でも人気!日本のレコード

きょう、11月27日は「レコードの日」。例年11月3日だが、今年は11月3日と27日と、「レコードの日」が2回設定されている。コロナ禍で、お店での密を避けるためなどの措置だという。今回、これを機にリリースされる作品は、148アイテム。過去最大規模となっている。一部のコレクターのものとなったと考えられていたアナログレコードだが、ここにきて、一気に復調を遂げている。アメリカではついに、レコードの生産がCDを超え、日本でも10年前の12倍となった。デジタル世代の若者たちが、レコード盤に、熱い視線を注いでいるのだ。タワーレコードが渋谷店にレコードの専門フロアをオープンして3年。スペシャリストの田之上剛さんは、レコードの人気の高まりを実感しているという。「これまでは、40〜50代の購入者が多かったのですが、若者が増え、高校生の方も多く、世代の広がりを感じています。お店には中古盤も置いていて、10万円、20万円という高額なアイテムもありますが、売れ行きは好調です。中古盤は希少性があり、値段がどんどんあがっています。」レコードが人気で供給が追い付かないのが現状だという。コロナ禍で、海外に仕入れに行きづらいのが悩ましいところだがリモートで仕入れを行うなどの工夫しているそうだ。一方、海外でも、日本のレコードが人気を呼んでいる。日本からの輸入盤が手に入りづらいため、いっそ自らリリースしてしまおうと、日本の作品を発売しはじめた海外レーベルもある。ロンドンのレーベル『ウィーウォンツサウンド』のマット・ロビン氏は、ここ最近、坂本龍一、矢野顕子、久保田真琴といった日本のアーティストのレコードをリリースしてきた。マット氏はその理由をこう話す。「日本の音楽にはずっと注目してきましたが、日本人は国内のマーケットをターゲットにしていてその中で完結しているように感じていました。これまでブラジルやアフリカなどの音楽に注目していた人たちがいま、日本の音楽に魅力を感じています。レコードのバイヤーやDJといった目利きたちが、こぞって日本のレコードを探しているのです。日本のレコードをリイッシューしてリリースするにはいいタイミングだと考えました。」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39682997