バッハ:カンタータ第70番「目覚め、祈り、心を備えよ(目を覚まして祈れ!祈りて目を覚ましおれ!)」BWV70

バッハ:カンタータ第70番「目覚め、祈り、心を備えよ(目を覚まして祈れ!祈りて目を覚ましおれ!)」BWV70

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=b5IrUCibns8 )。1723年、バッハがライプツィヒに着任した1年目を締めくくるカンタータとして作曲され、この年の三位一体節後第26日曜日(11月21日)に初演されたのが「目覚め、祈り、心を備えよ(目を覚まして祈れ!祈りて目を覚ましおれ!)」BWV70です。この曲は完全な新作ではなく、彼がヴァイマルにいた1716年に作曲した同名のカンタータBWV70aを改作したものです。旧作であるBWV70aは歌詞のみが残存しており、どのような曲だったか詳しいことは不明ですが、BWV70aが全6曲と推測されるのに対し、BWV70は4つのレシタティーヴォと第1部の終結コラールが追加されて全11曲になったことが判明しています。初演日の聖句はマタイ福音書からキリストの再臨について述べた箇所であることから、本作のテーマは「最後の審判」を取り扱っており、レシタティーヴォは後に作曲された受難曲に通ずる激しい調子ですが、一方でアリアはバッハが若いころの作品らしい雰囲気が聴かれます。カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39697148