「安全運転サポートカー」高齢者らが自動で止まる機能を体験

「安全運転サポートカー」高齢者らが自動で止まる機能を体験

2021年12月4日 16時33分各地で高齢ドライバーによる事故が相次ぐ中、和歌山県かつらぎ町のスーパーで、自動ブレーキなどの機能を備えた「安全運転サポートカー」の試乗会が行われました。「安全運転サポートカー」は、前方の車や人を検知して自動でブレーキがかかる機能やブレーキと間違えてアクセルを強く踏み込んでも、車が急発進しないようにする装置などを備えた車で、国が普及に取り組んでいます。かつらぎ町のスーパーの駐車場で開かれた試乗会では、買い物に訪れた人たちがサポートカーの助手席に乗り、10メートルあまり離れた場所に設置されたパネルの直前で、車が自動で止まる機能を体験しました。60代の女性は「ふだん運転していても、人が急に出てくる所は怖いと思うときがあります。次に車を買う際は、こうした機能が付いている車にしたいです」と話していました。和歌山県警察本部によりますと、県内では、ことし1月から10月末までに、65歳以上の高齢ドライバーが関係する人身事故が377件起きていて、このうち8件がアクセルとブレーキの踏み間違えによる事故だということです。主催したかつらぎ警察署の木下真芳 交通課長は「高齢になると若い時と比べて身体機能も落ちるので、サポートカーの機能を活用し、交通安全につなげてもらいたい」と話していました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39714206