人斬り甚右衛門/七味春五郎著 『朗読時代小説』

人斬り甚右衛門/七味春五郎著 『朗読時代小説』

やくざの用心棒を続け人を斬り、いつか人斬りと呼ばれるようになった男。本来は仇討ちの旅を続ける侍だったが、いつか身を持ち崩していた。漂泊する彼の前に、彼を父と呼ぶ少年があらわれる。 若い頃の習作ですが、お聞きいただけると幸いです。 これを書いたころは、廿代前半だったと思いますが、隆慶一郎師が好きで、文体をまねていたことを覚えています。急逝して、『死ぬこととみつけたり』が未完に終わったことは、いまもって残念です。朗読したいけれど、そういうわけにはいかないので、我慢。■登場人物甚右衛門……波田家の家僕だった男。剣の才にあふれていたが、義父の仇を討つため旅に出る。波田仁之丞。洋介……甚右衛門を父と呼ぶ少年。秋山五郎兵衛……仇波田沐右衛門……仁之丞の主よね……沐右衛門の妻■用語集逢瀬……相会う機会漂泊……さすらい埒外……物事の一定の範囲外率然……にわかなさま。だしぬけなさま。瘧……マラリア恰幅……からだつき癇癖……癇癪#自作を朗読 #再録

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