ライオンを移送中にロシア軍と遭遇、「動物を殺す」と脅され職員がとった行動とは

ライオンを移送中にロシア軍と遭遇、「動物を殺す」と脅され職員がとった行動とは

ウクライナから、2頭の双子のライオンが戦火を逃れて8日、避難先のベルギーに到着した。 この2頭は昨年1月に誕生したオスのツァールとジャミル。個人が所有していたが、飼い主の虐待が発覚し、ウクライナ当局が保護していた。 だがロシアの侵攻が始まり、砲弾の音に驚いてケージに飛びついたりしてケガをするようになった。 そのため当初5月に予定されていたベルギーへの移送は前倒して行われることになった。だがその旅は決して容易なものではなかった。キエフを出発した直後、ライオンを乗せたトラックはロシア軍と遭遇してしまったのだ。 ベルギーの保護施設の担当者 「ウクライナの動物保護団体の職員がキエフを出発した際、ロシア軍に遭遇してしまった。ロシア軍は職員らに銃口を向け、動物を殺すと脅した。 職員らは『彼らは私たちの動物たちだ、動物たちに危害を加えるなら、まず私たちをやってからにしろ』と言って、文字通り動物を命がけで守った。結局ロシア軍は彼らを通した」 ベルギーの施設では2頭の健康状態を3カ月かけて回復させたのち、アフリカの保護施設など受け入れ施設を探す予定だという。 (ナレーションなし)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40170797