中部大学などの研究チームは、放射線の一種であるガンマ線を利用して発電する手法を開発したと発表しました。 研究チームは、鉄さびの一種であるマグネタイト(Fe3O4)の微粒子を分散させた水にガンマ線を当てると、マグネタイトが電子を取り込み、還元されることを発見しました。そして、磁石を近づけてマグネタイトの微粒子を片側の電極付近に集めたところ、電気が流れることを確認したということです。 発電効率は0.5%にとどまるとしていますが、今後効率の向上につとめ、原子力発電所の使用済み核燃料の貯蔵設備からの発電などへの応用を目指すとしています。