授業で教える ロシア・ウクライナ紛争 その真実

授業で教える ロシア・ウクライナ紛争 その真実

 児童生徒にロシアとウクライナの紛争を教える時、いくつか注意しなければならない点があります。テレビ、新聞、インターネットの情報は、ほとんど英米の通信社の報道でウクライナ側に立った情報です。それもウクライナに有利になる戦時宣伝と言われるものです。例えば市民に犠牲者が何十人出たなどという、ロシアを悪く見せる報道は、新聞やテレビが毎日のように報道していますので、多くの児童生徒は、ロシアは悪い、プーチンは悪い、ウクライナがかわいそうと思っているはずです。日本中そのような空気に包まれ、在日ウクライナ大使館の要請で、寄付をしたり、戦闘ボランテイアに応募したりするのでしょう。保守の言論人の中にもプーチンを悪魔、狂人と罵る人もいます。教育上よいはずはありません。 かつて世界の敵、日本、東条英機と宣伝されたように、今は、世界の敵ロシア、プーチンという宣伝が盛んにされています。ロシアはウクライナに軍隊を送り、戦争になりました。だからロシアは侵略者だといいます。しかし、アメリカは、イラクに軍隊を送り、戦争となりました。しかし、マスコミはアメリカを侵略者とは言いません。ロシアは都市をミサイルで攻撃したと非難し、宣伝しますが、アメリカを主体にしたNATOのユーゴスラビア空爆や広島、長崎の原爆投下を彼らは非難も宣伝もしません。このように正義が時と場合によって使い分けられる二重基準があることに私たちは注意が必要です。 3月9日、国際連合は職員に、今回の戦争について、戦争や侵略の言葉を使用することを禁じました。また、メールなどにウクライナ支持を意味するウクライナの国旗の画像を張り付けることも禁じました。国連職員は中立でなければならないからです。 今回はロシアが単独でウクライナに軍事介入しました。ロシアはなぜ軍事介入したか、という理由を知る必要があります。しかし、私たちは、この部分の報道が全くされていませんので、当たり前ですが侵略した方が悪いとなって、話は終わってしまいます。欧米社会の人たちは、8年前のウクライナの出来事も報道されていますから、ロシアが軍事介入した理由も薄々知っているのではないでしょうか。このような状況では、我々はロシアとその市民の安全を確保するために先制措置を取らざるを得なかった。だからキエフ政権による虐待と大量虐殺を受けてきた人々を保護し、ウクライナを非武装化し、非ナチス化することを目的とした特別軍事作戦を開始した。これが事実であれば、ロシアの行動は、自衛のための措置で、国連憲章も認める、自衛権の行使の範囲となり、国際法違反とはならないでしょう。もちろんこれに対し、ウクライナに武器などを援助している、米国やNATOは、それはロシアのたわごとで、まぎれもない侵略だと切って捨てるわけです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40281550