けものフレンズ3パフィンフレンズストーリー_km3

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パフィンの日に間に合わなかった……なんだか美味しそうなこの名前は、ツノメドリ(またはニシツノメドリ)を指すこともあれば、ツノメドリ属の鳥全体を指すこともあります。ツノメドリ属には、ツノメドリ、ニシツノメドリ、エトピリカがいます。みな北半球の寒い海に生息する鳥で、ツノメドリとエトピリカは北太平洋に、ニシツノメドリは北大西洋に分布しています。特徴はなんと言っても白い顔に赤い縁取りの目と、大きく派手なくちばし、そしてずんぐりとした体型でしょう。普段は遠海で生活し、離島などで繁殖するため、その愛らしい姿を見ることは難しく、バードウォッチャー憧れの鳥です。日本では、エトピリカのみが北海道東部に暮らしていますが、分布域の西端で、近年では激減しています。エトピリカの多くはカナダやアラスカなどで繁殖し、数も多いことから、世界的には絶滅の危険が低い種とされていますが、日本のレッドリストでは最も絶滅の危険性が高い絶滅危惧IAに指定されています。ちなみにエトピリカとは、アイヌ語できれいなくちばし、という意味です。日本には他に、ツノメドリ属に近縁なウトウという鳥も、北日本の離島で暮らしています。ウトウは繁殖期に、橙色のくちばしに白い角のような突起物ができますが、この鳥の名前もアイヌ語の「突起」に由来すると言われます。アイヌの人たちはこれらの鳥をよく観察していたことが伺えます。これらの鳥は、とにかく泳ぎが上手です。水中では飛んでいるかのように泳いで小魚を捕らえますが、ずんぐりとした体は残念ながら陸上には適していなく、着陸もとても下手です。<動物コメント>◎山階鳥類研究所 油田照秋 (フォト解説より

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40319749