葵ちゃんのやわらかドイツ解説 「ドイツジョーク」【第二回10秒動画祭】

葵ちゃんのやわらかドイツ解説 「ドイツジョーク」【第二回10秒動画祭】

今回のテーマは、ドイツのジョークです!…いえ、決して手抜きとかではございません。そもそも、ドイツのジョークというものをこの数週間で調べてみて、また真剣にジョークというものについて調べたのですが、ジョークというものを理解することは私にとって簡単ではありませんでした。動画編集の際に皆様に飽きてもらわぬようお笑い要素を入れようということを意識しておりますが、これが難しい。そもそも、何かを見て「笑い」が発生する状態というのは、視聴者の価値観と動画内で紹介されている価値観との「ズレ」によるものです。「ゆかりさんは貧乳」というネタで多くの方からウケが取れることは、まさに「常識からの逸脱による笑い」でしょう。他方、常識からの逸脱を笑いとして紹介することは、差別につながる危険性を孕んでいるとも言えます。かつて制作された海外のアニメーションや映画等を見ていただければわかりますが、黒人の容姿というものはかつては嘲笑の対象でした。そのことがかつての欧州人から黒人への共感性を奪い、また黒人に対する優越感を醸成してしまったことで黒人差別を促進してしまった経緯もあります。お笑いというのは「笑われているもの」が必要になります。この「笑われているもの」の選択を一歩誤ってしまえば私の動画というものもまた何かの差別に加担することになりますので、差別や偏見等につながらないように「笑われているもの」を選ぶ必要があります。端的に申し上げれば、「笑い」というものにはその背後に暴力性があるということを認識して動画編集することが重要ということです。また、誤解を恐れずに述べれば、私の価値観もまた皆様の価値観と大きく違う可能性があるということがあります。もしそうであるなら、私が面白いと感じた「笑い」が視聴者からはさっぱり理解ができないことがありえます。いわゆる「笑いのツボ」で表現される概念に近いものでしょう。なおこの場合、私という存在自体を皆様に笑っていただく「自虐」という手法をとってもいいのですが、それは多かれ少なかれ人から価値観を否定されることになるので自尊心が傷つく行為になります。この許容範囲というのもおそらく人によって変わるものですので、「自虐ネタはいうのにいざ人から言われたら怒り出した」という行動をする方の心理状態についても納得いただけるのではないでしょうか。(※なお、私に対して笑うことを否定するものではありません。どうぞ笑ってください。)またまたお話がそれてしまいましたが、ジョークを発言するということは人一倍常識に対して敏感であるということも重要なのだろうと考えています。その点において私はあまり周りと価値観を共有するという経験がないため、動画におけるジョーク導入に対して難儀しているという面もあります。これから先、皆様に笑っていただける動画を制作するためにもまずは社会常識と時事について深く学

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40323339