パンデミックの影響でタイの動物園が閉鎖、保護団体がトラやクマ救出

パンデミックの影響でタイの動物園が閉鎖、保護団体がトラやクマ救出

新型コロナの感染拡大の影響で観光客が激減し閉鎖となっていた、タイのプーケット動物園。慈善団体により6月7日、最後に残った3頭のトラとアジアツキノワグマが保護された。高齢であり、野生に戻ることは難しいため、財団の施設でリハビリを行うという(ナレーションなし)。タイのプーケット動物園に残っていたトラなどが、保護団体により救出された。園は、パンデミックのあおりで閉鎖されていた。保護団体の創設者、エドウィン・ウィーク氏「ここ数カ月の間、救出活動を続けていたが、今、最後に残ったトラ3頭とツキノワグマ1頭の救出をしている。全部で11頭のトラと2頭のクマがいたが、これで最後だ。オスのトラ3頭と、極めて太り過ぎのツキノワグマを引き取りに来た」動物を救出したのは、ワイルドライフ・フレンズ財団(タイ)。中部ペッチャブリー県にある保護センターに送られる。「動物たちは、車で9―10時間のペッチャブリー県にあるワイルドライフ・フレンズ財団の保護センターに行くことになる。もっと広く、自然に近い環境でリハビリが行われる。彼らは野生に戻ることができないし、高齢だからだ。トラが野生に戻ることは、そもそも非常に難しい。この動物園は20年以上の歴史があり、当初はかなり良かったが、新型コロナの感染拡大後、あるいはその前から質が急速に低下していった。特にこの2年間は、観光客が減り、園の質はますます下がっていった。囲いはとても狭く、汚れていて食べ物もなかった。食べ物を買ったり、動物の世話をする資金もなかった。それで私たちが呼ばれ、動物たちを財団の施設に引き取ることになった」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40590906