バッハ:カンタータ第119番「エルサレムよ、主を讃えよ」BWV119

バッハ:カンタータ第119番「エルサレムよ、主を讃えよ」BWV119

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=aJAOE3d_YpI )。バッハのカンタータ「エルサレムよ、主を讃えよ」BWV119は、1723年のライプツィヒ市参事会交代式のために作曲され、交代式が行われた8月30日に初演されました。当時のドイツにおいては市参事会交代式は教会で行われることが多く、そのために祝祭的なカンタータを演奏することが多かったといわれ、バッハ自身も1708年にミュールハウゼン市参事会交代式のため「神はいにしえよりわが王なり」BWV 71を作曲した経験がありました。この手のカンタータは市参事会の支援があるために恵まれた条件で作曲できる一方で、作品の内容は為政者を讃える祝祭的な要素が強まって、紋切り型の作品になることが普通でした。それはこの作品も同様で、全9曲の随所に「為政者は神の似姿」といった美辞麗句が並んでいます。その代わり、作品は祝祭演奏用のため大規模な編成で明るく楽しい曲想に満ちており、特に深刻になることなく聴けるようになっています。ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)アレックス・ポッター(アルト)トマス・ホッブズ(テノール)ペーター・コーイ(バス)ペーター・ダイクストラ指揮オランダバッハ協会管弦楽団オランダバッハ協会合唱団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40626506