晩夏…夏の終わり頃挽歌…人の死を悼んで作る詩歌挽夏/初音ミク絵:夏水ほたる https://twitter.com/natuameka827 作詞作曲、動画編集:irna https://twitter.com/irna_sunrise366 歌詞靴紐が解けてる 歩くのもままならない 手を貸したってその歩幅は 不安定なままで その立ち姿は 水面で陽を浴びる 涼風が吹き 揺れる黒と 照らす表情は儚くて閉ざされた 君を覗いても 平気だと誤魔化す道半ば歩幅は 合わなくなって その距離を測ろうとも 夏の日差しが邪魔をする空に掲げた手のひらもひとひらの夢も枯れてゆくその先の景色は霞んでいく君のそばで眠りたい 明日を夢見る 個々の生に 縋る君の手は 冷たくて 僕を見た君は口にする「君とまだ生きたい」 溢れだす雫は 土に溶けてこの声を伝えようとも 鈴虫の声が邪魔をする 青が君を攫っていく 空蝉の世で息をする 夏空は静かに色褪せる 君のそばで眠りたい 君がいなくなって八月も終わっていく顔も声も君の全ては記憶の花びらになって 君のいない秋を往く 青葉はもう枯れているあの頃の全てが愛おしい君のそばで息をして君と共に眠りたい