けものフレンズ3アフリカタテガミヤマアラシフレンズストーリー_km3

けものフレンズ3アフリカタテガミヤマアラシフレンズストーリー_km3

名前の長さは多分二番目1話#00:162話#07:273話#15:24黒と白のまだら模様の長いトゲに全身覆われた大型のげっ歯類、それがヤマアラシです。ヤマアラシという和名は、周りの植物の根や球根まで掘り出して食い荒らし、「山を荒らす」ことに由来するという説が一般的ですが、荒俣宏氏の著書においては、「嵐のように気性が荒い山の獣」の意味という説が紹介されています。実際に、ヤマアラシは非常に気が荒い動物です。敵に対してはトゲを逆立て、後ろ向きに走って攻撃します。ヤマアラシのトゲは毛が変化した中空のもので、私も手にとったことがありますが、非常に軽く、そして丈夫です。さらに、体からすぐ抜ける特性をもつので、ヤマアラシの攻撃を受けた相手は、体中にトゲが刺さったままになってしまいます。器用な手先をもたない生き物にとっては、トゲを抜くことすら困難でしょう。さて、アフリカタテガミヤマアラシは、名前の通りアフリカ大陸に広く分布する種類ですが、意外なことにはヨーロッパの国であるイタリアの地中海沿岸部にも生息しています。本種に代表されるように、アフリカからアジアまで、色々な種類のヤマアラシが分布しています。これらのヤマアラシはみな、「ヤマアラシ科」に属していますが、じつは南北アメリカにも非常に良く似た姿をした「アメリカヤマアラシ科」に属するヤマアラシが何種も暮らしています。ヤマアラシ科とアメリカヤマアラシ科は系統的に離れており、同じような生態をもつ生物の姿が似る「収斂」の良い見本とされています。なお、アメリカヤマアラシ科のヤマアラシは尾が長く、木に登るのが得意という特徴があります。ちなみにヤマアラシの黒と白のまだら模様は敵に対する警戒色だという説がありますが、全世界的な警戒色になるのもわかる気がするほど、どちらのヤマアラシも気性が荒いです。以下略(外来生物学者 坂本洋典 フォト解説より)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40726921