【VOICEPEAK女性2】芥川龍之介『蜜柑』【音声合成朗読】

【VOICEPEAK女性2】芥川龍之介『蜜柑』【音声合成朗読】

音声合成による朗読動画です。▼テキスト中に現れる記号《》:よみがな(例)外を覗《のぞ》くと▼テキスト中の補足情報** 二等客車【にとうきゃくしゃ】列車の客車が三等級に分かれていた時代の、第二の等級の客車。** 外套【がいとう】上着のコート。** 日和下駄【ひよりげた】歯が少し高い下駄。天気が晴れの履くから「日和下駄」らしい。差し歯下駄の一種。** 運水車【うんすいしゃ】水を運ぶための車。この作品中のものは、荷車に水槽が付いたようなものと思われる。** 赤帽【あかぼう】駅構内で乗降客の手荷物を運ぶ人。常に赤い帽子をかぶっている。** 懶げ【ものうげ】物憂げ。だるそうなようす。** ひつつめの銀杏返し【ひっつめのいちょうがえし】髪をポニーテールのようにまとめ上げ、ポニーテール部分を∞の字に結った髪型。「ひっつめ」は、ボリュームをつけずぴっちりと髪をまとめ上げた様子。時代劇で10歳くらいの町娘がしてそうな髪型。普通の「銀杏返し」は、時代劇でよく見る「茶屋の娘」がしてそうな、女性の結い上げた髪型。** 暮色【ぼしょく】夕暮れ色。** 鬢【びん】もみあげの髪の毛。** 踏切り番【ふみきりばん】踏切にいる、踏切の遮断機を上げ下げしたり、踏切の通行を整理したりする人。** 一旒【いちりゅう】ひとつの旗(はた)。「旒(りゅう)」は、旗状のものを数える単位。** 蕭索【しょうさく】もの寂しいようす。** 目白押し【めじろおし】すき間なく並んだようす。** 陰惨【いんさん】暗く、みじめなようす。** 喊声【かんせい】叫び声。** 蔵していた【ぞうしていた】しまっていた。おさめていた。** 幾顆【いくか】いくつか。「顆(か)」は、粒状のものを数える単位。** 昂然【こうぜん】やる気のあるようす。▼youtube版 https://youtu.be/QHMUWj9REo4 ▼朗読POICEPEAK 女性2▼作品蜜柑作:芥川龍之介底本:「現代日本文学大系 43 芥川龍之介集」筑摩書房1968(昭和43)年8月25日初版第1刷発行入力:j.utiyama校正:野口英司青空文庫より利用改行位置、空白、記号、よみがな、漢字など、一部改変しているところがあります

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40857505