ベートーヴェンの交響曲第9番『合唱』・クレンペラー指揮、1970年ライヴ

ベートーヴェンの交響曲第9番『合唱』・クレンペラー指揮、1970年ライヴ

※ご視聴の際は、スピーカーで聴くようにお願いいたします。こちらのチャンネルのリマスタリング処理はヘッドホン、イヤホン等の機器には基本対応しておりません。何卒ご了承くださいませ。ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲交響曲第9番 ニ短調『合唱』 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団&合唱団 アグネス・ギーベル(ソプラノ) ジャネット・ベイカー(アルト) ジョージ・シャリー(テノール) テオ・アダーム(バリトン) 指揮: オットー・クレンペラー 1970年、ベートーヴェン生誕200年祭に開催されたロイヤルフェスティバル・ホールでのライヴ録音 ※「あなた方からの質問=【なぜ今日でもなおベートーヴェンを演奏するのか?】をとくと考えてみました。でも、答えは判りません。……それが不世出の傑作だからでしょうか?そんなことなら誰でも知っています。確実な切符の収益を約束するから?それも分かりきったことでしょう。……やはり、私は答えがわかりません。したがって、残念ながら、あなた方の希望に沿う答えは与えられません」 クレンペラーは70年のチクルスを前にして、このようなコメントを公共放送に答えていました。なんとも率直で意味深な、肝心なことは言葉で伝えない偉大な音楽家らしい発言です。恐らく、クレンペラーはその答えを本当は知っていたのでしょうが、それは言葉で簡単に抽象化できるほど安易ではないから、このように謎めいた言葉で私たちを牽引したのでしょう。生涯最後の第九演奏なだけあって、空前絶後のスケール感と霊気を漲らせた内容となっています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40962909