【初音ミク】海と子供【オリジナル曲】

【初音ミク】海と子供【オリジナル曲】

「砂浜を歩いている。夏日が頬を焼いている。もうあの街には居られない。居たくなかった。汽車に乗る金もない俺は、途方もない道のりを歩いている。それでも、帰らなければならない。まだ死ねない。ただ一つの目的の為だけに、足を動かす。もう一度、ピアノが弾きたい。誰も居ないあの街で。最後に。ただ、ピアノが弾きたい。」  遠い、遠い、空を眺めた夏風、空泳ぐ海の片隅をまだ描いている 深い、深い、海の気泡が耳を撫でる霞んだ視界ただ綺麗で 渇いていたから何かを弾き続けたまま零れていくから足跡と共に残して 夏の背光った蒼海底に光を見た海の中は静かで波に揺蕩うまま 高い、高い、雲の高架下夢も人も枯れていく夏の片隅で  憎らしい妬ましい羨ましいが頭の中引っ掻いていた普通な生き方が難しくて大人ってやつになれなかった砂上を歩く視界が滲む人生の幕引きくらいは子供みたいに弾こう 人生を一つの瓶としてただ夢ってやつを注ぎ込んで僕を瓶の底に沈めたら苦しくて息が出来ない自分の力で瓶を割って気が付けばここに立っていた瓶越しでない景色はどうしようもなく綺麗だった音楽・絵・動画 / 春浅葱(twitter→@spring_asagi)歌       / 初音ミク

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40964335